福島県本宮市 石神第一仮設住宅

これまで季節ごとに花苗などをお届けさせていただいた石神第一仮設住宅。今春、ほとんどのかたが復興住宅など新しい住まいへ移られることが決まっているということで、仮設にいるかた・転居されたかたで忘年会が行われ、当プロジェクトもそこに参加させていただきました。今回の活動は、転居されたかたも自宅に持ち帰り各ご家庭で飾れるよう、写真のようなミニ門松を作ることにしました。
ミニ門松作りの材料は、ピンポンマムを現地のお花屋さんで調達した以外は、花瓶に使用した入れ物・松・南天は仮設で、飾り用の水引きや鶴・松ぼっくりなどは当プロジェクトで、それぞれ裏庭や広場などで収穫したり、手作りしたり自前で準備しました。前日に切り花以外の材料の準備を行わせていただいたので、当日は作り方の説明後、松や南天を飾り用に剪定したり、入れ物に貼る和紙や水引きどんぐりなどの飾りをそれぞれ選び、テーブルでお話しをしながら配置を考えていきました。
そうして完成したミニ門松。みなさんそれぞれの個性が光るものができ、自作のミニ門松を手に記念写真を1枚。
その後の忘年会は、カラオケありビンゴあり、穏やかで楽しい時間を皆さんと一緒に過ごさせていただきました。
今春以降数世帯になるということですが、花苗植えや草刈りのお手伝いなど皆さんが仮設を去るその日まで、当プロジェクトでできる支援を続けさせていただければと思います。最後に、新しい一年が、皆さんにとって幸多き一年になりますように！との願いを込め、活動当日の朝、空にかかった虹の写真を掲載させていただきます。